【アートスクール】

 ゲンブン・アートスクール主催の小林源文です。

当スクールの主旨などを簡単に説明します。

小難しく書いても意味がないので、現在の指導内容にします。昨年から茨城から来てます生徒吉田君(二十代末)の場合は、トーシロの段階から来ました。

初期の説明では入学金四千円、月々四千円と記載しましたが。現在は何年も前から参加費のみで一律三千円です。以前は公共施設を借りましたが、現在は事務所そばの中華料理店が休みの第二と第四の土曜日に、午後一時から五時までの四時間です。

吉田君の話に戻します。最初には椅子を描いて頂きます。椅子の形が立体物としてシッカリ描ける描けるか判断します。立体物の認識は難しいものです。

次は勉強に使う画材です。スケッチブックはA4サイズ以上。鉛筆はB2からB4がオススメ。シャープペンでは力が入らないのでデッサンの勉強には不向きです。美大などでは中間色の柔らかい部分の明暗にはシャープペンを使ってまして、そういう使い方ならOKでしょう。

物の形が掴めたら次は退屈な石膏デッサンです。四色(カラー)を進めるなら深いデッサン力を極めるなら石膏デッサンは外せません。

鉛筆画がいくら上手くなっても仕事に役立たないので、画材を使うペンや筆に絵の具の方向に進みます。

画材にはそれなりにお金がかかりますが、パソコンとタブレットにソフトのお絵描きよりは安くすみます。透明水彩、不透明水彩(ガッシュ)、樹脂系の絵の具などの使用法も伝授しますが、一番必要なのは筆のさばき方でペンよりは楽だと思います。

基本はモノクロなので筆を使うときも、最初は筆に慣れるためにポスターカラーのブラック・グレー・ホワイトで、明暗を調整して筆の多様性を学べます。

先の吉田君は自宅で毎日のようにスケッチして、半年もしたら鉛筆画のスケッチが目覚ましく上達しました。先輩格の年配者や同じ年代の生徒さんの丁寧な指導の成果でしょう。石膏デッサンなど基本的な面の捉え方など指導しますが、美術書並みの鉛筆画の上達は不要です。それよりも筆とかペンの道具に慣れるほうが商売に役立ちます。

当スクールの目標はプロデビューです。商業誌でも同人誌でも売れる作家さんを目指すべきでしょう。イラストレーターもいいですが、利益率を考えたらマンガのほうが大きいです。

ここで当スクールの本来の目標を述べます。日本経済の将来を考えると現在の三十代や四十代のサラリーマンの老後は暗いでしょう。年金は下がる一方で老後の明るい将来は見えてこないので、今に時期に真剣に考える必要があります。株や投資は資産家であれば多少の損失はカバーできますが、私たち一般人はすべてを失ってしまいます。

もし絵を描くのが好きなら同人誌のマンガは敷居が低く参加は難しくありません。私の商売は40年以上積み上げた出版の経験で、自分で本の発行をして販売しています。商業誌デビューは出版が落ちぶれた今では、新人デビューはかなり難しい業界になっています。マンガで食べていくには同人でも商業誌でも長く売れ続けることが必要になります。

今から副業として同人誌も考える必要があるでしょう。経団連は日本企業の終身雇用は終わったと発表しており、自分の未来は自分で築くべきです。

私の直メールのアドレスです「spmz2dm9@globe.ocn.ne.jp」いつでもどうぞ。

                          小林拝

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